2年後、家計の負担は年13万〜60万円増える!?

> 野田政権で復興増税が通れば、国民の家計は思った以上に大変なことになる。7日付朝日新聞に載った大和総研の試算で、そのことがわかる。
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> 試算によると、「一方が働く40歳以上の夫婦、小学生子供2人のモデル世帯」で、2013年には世帯年収400万円で年約13万円の負担増、年収1000万円で年約40万円の負担増となるという。
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> さりげない記事だが、「あれっ? 話が違うぞ」と誰もが思うはずだ。政府の発表では、復興増税を実施した場合の家庭の負担は「月数百〜数千円」となっていたからだ。
> そのカラクリは、復興増税以外に、「住民税の負担増」「厚生年金保険料の引き上げ」「子ども手当の見直し」など、隠れた負担増が入っているためだ。
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> この試算によると、
> ・厚生年金保険料率は17年度まで毎年引き上げることが決まっており、年収400万円世帯で年14,100円の負担増。年収1000万世帯で35,400円の負担増。
> ・子ども手当の見直しで、来年6月から年収960万円を境に全額支給の対象から外れる予定。これもあって年収400万円世帯で54,000円の負担増。1000万円世帯で294,000円の負担増。
> ・住民税は12年6月から年少扶養控除が廃止されることで、子供2人の400万円世帯で62,400円の負担増。1000万円世帯で57,000円の負担増となる。
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> しかも、この試算には、野田首相が言っている「消費税と社会保障の一体改革」は反映されていない。すでに10年代半ばまでに消費税を10%に引き上げる方針を掲げており、実施されればさらに年10万単位で負担が増える。
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> 復興増税にばかり目を向けさせ、「少額の負担で済みます」と増税を強行しようとしている野田政権だが、「隠れ増税」の部分をきちんと言わないのは、詐欺に等しい。結局、この政権の本質は、国民をだまし、さまざまな形で国民の生き血を吸う、ドジョウならぬヒルのような政権なのだ。
> 「震災復興のためなら、増税もしょうがない」と思っている国民の善意に付け込み、「だまし打ち」ばかりする民主党政権に対して、一日も早く「ノー」を突き付けるべきだろう。(仁)
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>リバティニュースクリップ 10/8 http://www.the-liberty.com/ から転載