海の見える防潮堤を造れ!
大震災に遭った東北の港町の悩みを解決するアイディアがこれだ!
宮古市、釜石市、気仙沼市など三陸の港町では復興の鍵ともなる防潮堤
の問題で悩んでいる。高さ8mの防潮堤が必要だがそんな高い塀を造れ
ば観光の種の海の景観が失われる。しかし人命救助が優先だが…。市民
の苦悩は哀れである。
そんな迷いは私のアイディアで一挙に解決する。
海が見える防潮堤を造ればいいじゃありませんか!
私のこの発想の原点は沖縄で見た水族館にある。目の前で悠々と泳ぐ魚
たちと私の距離はアクリル板しかない。日本は世界一の多くの水族館を
持っている。しかも、その技術は当然世界トップなのだ。
≪アクリルパネルを活用せよ≫
沖縄の美ら海水族館(ちゅらうみすいぞくかん)には巨大水槽がある。
長さ35m×幅27m、深さ10m、水量7500立方mで世界でも有数の大きさを誇
る。
観客と大水槽を隔てるアクリルパネルは高さ82m、幅225m、厚さ60cm、パ
ネル総重量は135トンあり、世界最大のアクリルパネルなのだ。
この最新技術を応用しない手はない。
防潮堤の高さが8m必要なら十分にいける。
強度も抜群だし、海の景色も見える。
このアクリルパネルを製作したのが、香川県三木市にある「日プラ株式
会社」なのだ。会社の規模は大きくはないが、第1回の「ものづくり大
賞」を受賞し、世界各国で水族館を造っている。
世界40カ国以上で実績があり、日本でも大阪・海遊館や旭山動物園の白
クマ舎などが有名でアクリルパネルの第一人者である。
津波で被災した東北の港町の繁栄を取り戻すためには費用に糸目をつけ
ず国が文句を言わずポンと金を出すことが大事で、現地の要望に応える
べきだ。
観光の話題にもなり、人命をも救うアクリルパネルは必ず東北を救うと
確信する。
岡崎 渓子
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反 響
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1)アクリルはプラスチックの中では最も耐候性に優れた素材です。
しかしながらガラスなどと違い有機化合物ですので紫外線等での劣化が
全くないわけではございません。
各メーカーの品質差及びグレードによって変化するスピードは違います
が、長年屋外暴露していると段々と黄変したりクレージングというひび
割れ現象が発生します。クリーニング、キズ等のメンテナンスとして、
頻度は使用環境によって一概に言えませんが必要と思われます。
御参考までに、弊社におきましては既に水槽用アクリルパネル(アクア
ウォール)の応用にて防潮堤の一部を透明にするための壁(シーウォール)
という製品を開発し関係各社と展開しております。日プラ(株)
私の感想は日焼けより、波の強度の方がメンテナンスの必要を感じます。
でも日プラはもうすでに神戸市の注文で神戸に防潮堤をつくっているそ
うです。
最新技術を試してみたい。予算は十分にあるのですから。継ぎ目ナシで
1kmは確実にできます。 (岡崎渓子)
メルマガ「頂門の一針」から転載